本日3時から、宇都宮市文化会館で劇団わらび座による「ミュージカル ブッダ」の
上演があり、じっくりと鑑賞してきました。
実は3年前に同じ「ミュージカル ブッダ」を真岡市民会館で鑑賞したのですが、その
時は母親の介護を抱えていて、あまり劇に集中できませんでした。
今回は、栃木県仏教会創立70周年記念公演として、「ミュージカル ブッダ」が上演
されましたが、チケットを予約したら1階の2列目という、いい席が取れました。
映画にもなった手塚治虫のブッダが、ミュージカルとしてアレンジされていましたが、
人はなぜ生きるのか、なぜ生きなければならないのかという根源的な問いに、国を
捨てて修行の旅に出たブッダが懸命に答えを探すべく、熱演していました。
キャストの皆様も、迫真の演技でブッダに迫っていきます。
ブッダの時代も現代も、世の中は不幸と争いに満ちています。
いつになったら、世界に平和は訪れるのか・・・テロの脅威に満ちた現代・・・。
子どもやお年寄りなど、弱者が生きにくい現実・・・。
「復讐は憎しみを増すだけだ!」というブッダの言葉が心に沁みました。
ラストの「みんな、私の中に入っておいで・・・」という言葉に、命の大切さと、お互いを
認め合う大らかなブッダの心を感じ取り、皆さんが希望を見い出したことでしょう。 合掌